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Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

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ものわすれ





その先は
いつもならば道が続いているはずが
ぷつりと
一枚の白い土塀によって
行く手を阻まれているような
そんな記憶の断絶ぶりなのである。
ぺちぺちと掌で
幾度その冷たい表面を叩いてみても
その先は一向 開いてはくれない。
確かにこの道であるのに
まるで違う場所のようなのだ。
だが、ここなのだ。
しかし道はないのだ
そんな、記憶の断絶ぶりなのである。









テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学