僕は
君に
誰かの何かになって欲しくなかった。
君に
君だけのそれであって欲しかった。
気がつけば君は
誰かの何かに酷似しつつあった。
(僕にはそれを
押し留める権利がない。
無力にも
君だけのそれが
誰かの何かとすり変わっていくのを
見ていることしか出来ない)
この屈辱感は僕が
君だけのそれに魅かれていた所為なのだ。
もう誰かの何かとなってしまった君には
たぶんわからない。
そしてもう僕にも
君が何の様であったのか
今は思い出せないし
君を見分けることも出来ない。
出来なくなってしまった。
君に
誰かの何かになって欲しくなかった。
君に
君だけのそれであって欲しかった。
気がつけば君は
誰かの何かに酷似しつつあった。
(僕にはそれを
押し留める権利がない。
無力にも
君だけのそれが
誰かの何かとすり変わっていくのを
見ていることしか出来ない)
この屈辱感は僕が
君だけのそれに魅かれていた所為なのだ。
もう誰かの何かとなってしまった君には
たぶんわからない。
そしてもう僕にも
君が何の様であったのか
今は思い出せないし
君を見分けることも出来ない。
出来なくなってしまった。