Profile

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

Category
Mail

name:
mail:
title:
note:

Calendar
03 | 2016/04 | 05
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Search
Monthly archive
"Blog-tomo"

The Lamps of Heaven
Do you become a "Blog-tomo"?

この人とブロともになる

Link
QR
QR

素描LIII







見えなかった楽譜を
奏でる君のピアノは
絶大な自信と誇りに満ちて
どうにも僕を
責め苛んだ










テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

トップフォト7

袋田1

以前、学生時代の友人達とドライブ。
袋田の滝まで行ってきた。
これは、物見台への途中休憩所のような所で
パチリ。










テーマ:ある日の風景や景色
ジャンル:写真

素描LII



君が
病院の待合室に流れる
音楽のような眼差しで
僕を見るので

たぶん









テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

レター

失った言葉達を
チョークで道路に
叩きつけていると
無情にもスコールが
すべてを流し去っていって

(けれど
 心の何処かで
 それを心地好いと
 感じたのも確かで)

白濁した水溜まりの中
僕は幸福感に
抱きとめられていた


テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

素描LI



もう一度
もう一度と
望み
願い
乞いても
すでに戻らないことは
わかっている。






テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

パラソル、行き過ぎて後。


「そこまでだ」

と叫ばれたある日の午後
声の主を探して
足元の影を覗き込んだ
路上で
僕は途方に暮れていた
(せっかくの警告も
 伝わらなければ意味は無い)
すでに
空から降ってきた
2本の矢が
僕の両足をアスファルトへと縫い止めていたので
何を
何をだと
心の中でつぶやくも埒はあかない
けれども
心の何処かで自覚も確かにあるにはあるのか
人違いだと叫び返すことも出来ない
(じりじりと日は射して
 まるで僕の焦燥感)
パラソルをさした君が
軽やかに目前を通り抜けるのを
ただ
ただ
見つめながら
「君の声ではなかったよね?」

確認することも出来ずに

(どうかあの日あの眼差しで
 一瞥をくれたあの時の君に
 僕はもはや届けようのない謝罪を
 唱え続けている)

「そこまでだ」

と叫ばれたある日の午後
手遅れな言葉の山を抱いて
いまだ
両足は2本の矢に
縫い止められたまま


テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

素描L







どんなにか待っていた
解答を
ボールのように放る君
のびやかに弧を描いて
(すべての方程式はその中に)
賞賛されるべきは
時間という点において
すでに
リミットはギリギリだった
ということ






テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学