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羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

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ガラスの小壜

吹く風が
睫に触れた瞬間
即座に凍りつく雪原で
裂けたクレバスが
熱い血をたたえている。

僕は君がくれた言葉を
ガラスの小壜に詰めて
クレバスにそっと投げ入れた。

(はねたオレンジ色の滴が僕の右頬と右目を焼いた)

半顔の微笑みを
君に届ける
のは
それでも凍った睫でいるよりは
よほどいいのだから

君に説明する言葉を
僕はまるで持っていなかった

(頭上、碧空。
 摂氏マイナス測定不能)

血の流れに乗って、ガラスの小壜は鼓動に揺られながら流れていく
のは
僕の希望

どうか心臓に届けと





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テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学