真昼の灯台

Category : 現代詩




考えなければならないことが
どっと押し寄せてきた時
のみこまれ
沈没し
浮上できなくなって
肺いっぱいに吸い込んでしまった
数々の事案を
ゲホゲホと吐き出しながら
なんとか岸辺へと打ち上げられた。

(灯台は
 真昼だというのに
 沖をさして明々とともっている)

なぜ

あの時自分は
己の感覚を
信じきれなかったのか

他者の指標は
結局のところ
自らの尺度とはなり得ない

(灯台は
 真昼だというのに
 沖をさして明々とともっている)

だが

後悔は臆病を作るかも知れずとも
二度と同じ轍を踏まぬ
模索の舟にもなるだろう


関連記事

テーマ: 自作詩
ジャンル: 小説・文学

Profile

羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師
Twitter→羽島貝@hajima_kai

中年が詩を綴る日々。

Category
Mail

name:
mail:
title:
note:

Calendar
08 | 2018/09 | 10
sun mon tue wed thu fri sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
Search
Monthly archive
"Blog-tomo"

The Lamps of Heaven
Do you become a "Blog-tomo"?

この人とブロともになる

Link
QR
QR