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Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

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深夜、臆病者





深夜ベッドに横たわっていると
背中の方から
「過去の過ち」と言う奴がやってきて

(つまりベッドマットの中からだ)

僕の体を羽交い締めにする。
抱きしめられた僕は
恐ろしさのあまり硬直し
息がつげない。

枕もとでコチコチとマーチを奏でていた目覚まし時計の針の音が、
やがてドキドキと脈打つ心臓音に重なり
僕の神経を逆なでする。

僕は
僕による叱責すら恐いので、
いつも
息がつまる寸前に
「過ちの痛手は十分に負ったさ」
と言ったような釈明で
僕が納得する前に無理やり僕を押し切る。

(つまり振り払ってやるわけだ)

するとようやく
僕の体は動くように
なるのだが
そのたびに

未払いの請求書が
懐の中に
山積みになっていくような気がして
ならない。










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テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学