おやすみを言う前に

Category : 現代詩




おやすみを言う前に
ホットミルクで舌先を火傷をした。

おやすみを言う前に
テレビは青白い光を仄暗い部屋に投げていた。

おやすみを言う前に
蛇口の水滴はバスタブに落ちていった。

おやすみを言う前に
ガード下の空缶は風に転がっていった。

おやすみを言う前に
街灯は工事する男達を照らしていた。

おやすみを言う前に
黒い犬は、そっと笑った。

そう、おやすみを言う前に。


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テーマ: 自作詩
ジャンル: 小説・文学

Profile

羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師
Twitter→羽島貝@hajima_kai

中年が詩を綴る日々。

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