その夜、自動販売機の前で。

Category : 現代詩




蛍光灯が明滅する
廊下の突き当たりで
飲んだ
紙コップの珈琲の
熱さ。

深夜の焦燥と不安

どうか

と祈りながら
珈琲で
流し込んだ。

どうか

と。

それは会社の
あるいは病院の
もしくは空港なんかの
一角で

(とある宗教では祈りと珈琲は一対だった。)

熱く胸に染みわたる
珈琲に
自罰を重ねて

後悔も反省も
ミルクと砂糖で
蕩かして

どうか

と。

吐いた溜息に薫る
珈琲は
失意と希望を漂わせて。



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テーマ: 自作詩
ジャンル: 小説・文学

Profile

羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師
Twitter→羽島貝@hajima_kai

中年が詩を綴る日々。

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