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羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

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晴れた日







眼帯をした僕に会いに来た君も眼帯をしていた。
僕が右目で君が左目だったので
二人はまるでお互いの鏡のようだった。

どんな時でも
僕が君を思うほどには
君は僕のことを気にしてはいなかったようだ
どちらが正しい友愛であるのかはわからないが。

担いで煙から逃げている。
担いでいるのは僕
君は失神していた。
けれど窓から飛び降りた僕の下に
ぬるま湯をはったバスタブを置いたのは
あれは確かに君であった。

どんな時でも
君が僕に優しいほどには
僕は君に優しくは出来なかったようだ
優しさのあるべき形がどのようであるかは知らないが。

それでも僕らは友人であった。

君が最初に
「友達だろう?」
と臆面もなく言い切ったときから
僕はすっかりその言葉に依存して
君の友人であると安心している。










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テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学