夏の日だった

Category : 現代詩





踏みつぶされたカブトムシ
絶望的な目で僕を見る少年。

僕と自分の足下とを交互に見つめて
彼は踏み出したその右足を
なかなか上げることが出来ない。

(幸いからの転落)

彼はまだ、僕を見ている。
見ていることしか出来なかった
僕を見ている。









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テーマ: 自作詩
ジャンル: 小説・文学

Profile

羽島 貝(hajima, kai)

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師
Twitter→羽島貝@hajima_kai

中年が詩を綴る日々。

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