Profile

Author:羽島 貝(hajima, kai)
1973年 東京生まれ
代表著書:羽島貝詩集『鉛の心臓』
日本詩人クラブ会員
日本現代詩歌文学館振興会会員
球体関節人形師

中年が詩を綴る日々。

Category
Mail

name:
mail:
title:
note:

Calendar
01 | 2017/03 | 02
sun mon tue wed thu fri sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
Search
Monthly archive
"Blog-tomo"

The Lamps of Heaven
Do you become a "Blog-tomo"?

この人とブロともになる

Link
QR
QR

レター

失った言葉達を
チョークで道路に
叩きつけていると
無情にもスコールが
すべてを流し去っていって

(けれど
 心の何処かで
 それを心地好いと
 感じたのも確かで)

白濁した水溜まりの中
僕は幸福感に
抱きとめられていた


テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

素描LI



もう一度
もう一度と
望み
願い
乞いても
すでに戻らないことは
わかっている。






テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

パラソル、行き過ぎて後。


「そこまでだ」

と叫ばれたある日の午後
声の主を探して
足元の影を覗き込んだ
路上で
僕は途方に暮れていた
(せっかくの警告も
 伝わらなければ意味は無い)
すでに
空から降ってきた
2本の矢が
僕の両足をアスファルトへと縫い止めていたので
何を
何をだと
心の中でつぶやくも埒はあかない
けれども
心の何処かで自覚も確かにあるにはあるのか
人違いだと叫び返すことも出来ない
(じりじりと日は射して
 まるで僕の焦燥感)
パラソルをさした君が
軽やかに目前を通り抜けるのを
ただ
ただ
見つめながら
「君の声ではなかったよね?」

確認することも出来ずに

(どうかあの日あの眼差しで
 一瞥をくれたあの時の君に
 僕はもはや届けようのない謝罪を
 唱え続けている)

「そこまでだ」

と叫ばれたある日の午後
手遅れな言葉の山を抱いて
いまだ
両足は2本の矢に
縫い止められたまま


テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

素描L







どんなにか待っていた
解答を
ボールのように放る君
のびやかに弧を描いて
(すべての方程式はその中に)
賞賛されるべきは
時間という点において
すでに
リミットはギリギリだった
ということ






テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

ホイップクリームで包まれた何か

声が
囁きが
泡のように小さく寄せ集まって

届いてほしい

スプーンいっぱいにすくい取った
ホイップクリームをほおばる君に










テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

愚者と砂糖菓子

何処にも行き場がない
義憤だとか多分そんなものが

たかだかテレビをながめやるだけで
愚かしくも僕の中になだれ込んで
ネット上の容赦ないニュース画像にうちのめされて

それが世の中だと言う言葉で
ひとくくりにされて

山積みの裁判記録を延々と
読みあげるだけ
(判決を下すでも答弁をするでもなく)

客観性が足りない

それは、自分と他者の線引きが足りない
ということで

つまりは自我の確立を!

と 
いまだ声高に胸の内で叫ばなければない
幼稚な自分を

知識の壁でコーティングしても
空洞ならば
ウィスキーボンボンの方が
まだましで

何処にも行き場がない

いまだ



テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

スウィーツ・フェティシズム

投げかけられた言葉に
差しだした傘
滴となって転がり落ちる言葉は
甘やかなキャンディに変わればいい

ワードプロセッサに
打ち込まれていく言葉
幾重にもファイルを重ねて
出来上がるドレープは
ミルフィーユにも似た

(震える唇が紡ぐ言葉は、
 口の端についたバニラのように
 溶け出して)

よく冷えたサイダーが
爽快な言葉をはじかせて
そうしてすべてを
流し込んで

でも

僕は甘いものは不得手で
きっとそれが
喋り下手の原因。



テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

ちいさな口論の果てに。

瞳の奥を横切ったのは
ピアノをはじいた鍵盤の黒
不安を乗せた船はたゆたい
一体何処へ
行こうというのか

嵐のようにめぐりくる思考を
てなづけ手入れし
そっと
貴方にとどけたいのだが

(どうにもやりようがうまくない)

マックスコーヒーくらい
甘くなければ
言葉の報酬に意味がないのに

(昨日向けられた笑顔が
 今日も笑顔であるとは限らない)

友人のアドバイスという鉤先で
身体の何処かを引っ掛けられて
水中から引き上げられるような

(もののみごとに釣り上げてくれる)

その痛みで

いつも自分は誤解に気づく。

そうだ

本当はどうしたいのか、を
バケツですくって
総身に浴びせかけるのだ

明日も貴方と生きるために


テーマ:自作詩
ジャンル:小説・文学

帽子屋

boushiya.jpg

引き続きアリスシリーズ。
マッド・ハッター。
首だけの写真しか見つからなかった。
残念。
ところでジャンル登録がこれではたして
あっているのか首を捻りながらの投稿。


テーマ:アート・デザイン
ジャンル:学問・文化・芸術

蠣童子

kakidouji.jpg

アリスに出てくる蠣の赤ちゃん達をイメージ。
(セイウチと大工に食べられてしまうアレ)
男女ペアで人形を作るのが好きなよう。
これも手放せず手元に。



テーマ:アート・デザイン
ジャンル:学問・文化・芸術

原点Ⅱ

shihakuto01.png

shihakuto02.png

2体目の作品。
アリスと対のこれは白うさぎ少年。
これも手放せず手元に。

テーマ:アート・デザイン
ジャンル:学問・文化・芸術

原点

alice02.png

alice01.png

最初の作品
正月休みに作品の整理を敢行。
自分にとってのファムファタル的アリス。
これは手放せず手元に。


テーマ:アート・デザイン
ジャンル:学問・文化・芸術